日本発お部屋片づけネット番組、米国で社会現象に


日本発お部屋片づけネット番組、米国で社会現象に


 

 片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんが米国の家庭を訪ね、片づけをサポートする様子を取り上げた米ネットフリックスのオリジナル番組「KonMari(こんまり) 〜人生がときめく片づけの魔法〜」が世界でヒットしている。



 米国ではリサイクルショップへの寄付が増えたり、片づけ中の写真をSNSにアップするのが流行したりと、社会現象にもなっている。



 近藤さんは8年前、ものの要不要は「ときめく」かどうかで判断するという片づけ方法を紹介した著書「人生がときめく片づけの魔法」で一躍有名に。同書は世界各地で翻訳され、「kondo」は「片づける」という意味の動詞としても使われている。



 番組は全8回で、今月からネットフリックスで日本を含む全世界で配信されている。2人の子供を育てる夫婦や結婚したばかりの同性カップル、夫と死別した女性など、毎回さまざまな米国の家庭を近藤さんが訪ね、片づけを手助けする。



 番組の冒頭では近藤さんが床に正座し、瞑想(めいそう)のように目を閉じて「お家とごあいさつ」するシーンが定番。近藤さんは家中の服を1カ所に集め、家族に「ときめく」(Spark joy)かどうかで要不要を判断させていく。片づけ方法を紹介するだけでなく、登場する家族が片づけを通して人生を見つめ直すところが描かれているのも、ヒットの理由のようだ。



 米メディアは「こんまり効果」かは不明としつつも、リサイクルショップや古書店の盛況を伝えている。米紙ワシントン・ポストによると、ワシントン地区のリサイクルショップ「グッドウィル」には放送後1週間で、前年比66%増の寄付があったという。米CNNも、シカゴの古書店には放送後1週間で1カ月分の寄付があったと報じた。



 ネットフリックスは17日に発表した18年10〜12月期決算の中で、「『KonMari』のようなオリジナル番組は、ネットフリックス内でのリアリティーショー視聴の大部分を占めている」とし、さらにオリジナル番組制作に力を入れるという。(栗林史子)



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