「日本人は金稼ぎが下手」プロ無職・るってぃが説く“雇われ”から解放される方法


「日本人は金稼ぎが下手」プロ無職・るってぃが説く“雇われ”から解放される方法


 

SNSを中心に有意義な情報発信を行い、年間300万円のスポンサーがつくプロ無職」るってぃさん



そんな彼が関心を持っている分野のひとつが「働き方」。ご自身が会社を辞めてフリーになった経験や、海外での取材を踏まえて、R25世代の働き方についての提言をもらいました。



会社員は素晴らしいが、会社に名前負けしてる人が多すぎる



ライター・中村:

新卒で入った会社を10カ月で辞めてしまったとのことですが、いざフリーになってみて「失敗したな」と思ったことはありますか?



るってぃさん:

悪いギャップはないですね。あえて言うなら、活動の幅が広くなってきて仕事を人に振ることに苦労してます。ストレスで10円ハゲとかできましたし。



ただ、よく耳にする「社会的信用が失われる」という点についてはまったく困ってません。



ライター・中村:

というと?



るってぃさん:

クレジットカードが作れなくても、活動を支持してくれる人がいればクラウドファンディングで補えますし、不動産屋を通さなくても家がもらえました。



自分の行動を見て信用してくれる人が多くなると、生活に必要なことのサポートもしてもらえるんですよ。



ライター・中村:

たしかにまったく困ってなさそうですね。



るってぃさん:

ただ、会社員って本当に素晴らしいと思うんです。




 

ライター・中村:

え、そんなこと言うなんて意外ですね。




るってぃさん:

だって、めちゃくちゃメリットあるじゃないですか。



たとえば昨日まで大学生だった何の能力もない人でも、入社したらすぐに会社の信用を使えますよね。



クレジットカードも作れるし、ローンも組める。フリーランスとは違って、それほどの信用をたった1日で得られるのは、すごいことだと思います。




ライター・中村:

なるほど。




るってぃさん:

ただ、会社名に名前負けしているサラリーマンが多すぎ。



そんな風に会社に養ってもらうつもりでは絶対ダメで、「踏み台にしてキャリアアップを目指す」くらいの考え方のほうがいい。もし会社にいるのがツラくなってもすぐに移れますしね。




ライター・中村:

「踏み台にする」とのことですが、自分が会社にいたとしたらどうするか、イメージはありますか?




るってぃさん:

SNSでの発信活動や、副業がOKなところを選んで、会社の外で目立つための行動をしまくると思います。たとえばZOZOの田端さんのようなイメージ。



やっぱりサラリーマンをやりながら、自分をブランド化して、ほかにも複数の収入がある状態が最強です。




みんなプライドが高すぎるから、裸をさらすのがおすすめ




ライター・中村:

「会社員は素晴らしい」とのことでしたが、今いる会社がツラい人も多いですよね。




るってぃさん:

そういう人は逃げ道を用意しておきましょう。




 

るってぃさん:

自分がこうやって人の目を気にせず行動できるのは、(大学の頃にダンス留学した)ニューヨークっていう心の拠り所があるからなんですよね。



もし日本で失敗してしまっても、ニューヨークで友だちに頼りながら生きていこう、とかリスクヘッジができているので、思いっきり行動できます。




ライター・中村:

海外に友だちや居場所があるっていうのはいいですね!




るってぃさん:

世界中を旅しているのは、いまのうちに逃げ道を探すためでもありますね。



タイなら月5万円あれば生活できそうだから、いざというときはタイに行くのもいいなとか。




ライター・中村:

ただ、私含めて、「日本で失敗して海外に逃げる」とかなったら、抵抗を感じそうですが…




るってぃさん:

みんなプライドが高すぎる。もっと人を頼っていいと思います。




ライター・中村:

それは少なからずありそうです。でも、プライドってそんな簡単に捨てられませんよね。




るってぃさん:

ネットで裸になるのは、かなりおすすめです。




 

ライター・中村:

…え? 心を裸にする、とかそういうことですか?




るってぃさん:

いや、ガチな裸です。もちろん、モザイクはかけたほうがいいですけど(笑)。



いい意味で細かいことがどうでもよくなるんですよ。僕はYouTubeで全裸を公開したおかげで、人から良く見られたいという気持ちがなくなりました。



だからネットに裸をさらすのをおすすめしてます。




出典 https://www.youtube.com

こちらが該当の動画のスクリーンショット。スマホだけを持ってどこまで旅ができるのかを検証する「スマホ1台旅」という企画で、全裸の状態からスタートしたときの様子




ライター・中村:

いや、冗談ですよね! 記事にして大丈夫かな?(笑)




るってぃさん:

冗談っぽいですが、本質なんですよ。



たとえば学生時代、飲み会で全裸になるような“脱ぎキャラ”っていたじゃないですか。そんなことしてたら女子から嫌われてもおかしくないのに、友だちも多いし、だいたいモテるやつが多いと思いません?



これは別に、脱ぐからモテてるのではなく、いざというときは脱げる“プライドのなさ”がポイント。失敗を怖がらず、思いきった行動ができるから人が集まるんじゃないかと。




ライター・中村:

そういわれると“あり”な気がしてきましたけど、私にもできるのだろうか…



でも、ZOZOの田端さんも新刊の『ブランド人になれ』(幻冬舎)で「パンツを脱げ」と、似たようなことをおっしゃってましたね。




るってぃさん:

そういうことです。みんなナルシスト。見られることを意識しすぎ。



自分はネットでバンバン顔出しして発信しているので、「めっちゃナルシストじゃん」と言われることも多いんですけど、「お前らのほうが100倍ナルシストだ!」って思いますね。こっちは裸さらしてますから(笑)。




 

“汚いところ”で日本だとできないことをすると、無意識の枷(かせ)がとれる




ライター・中村:

裸をさらすメリットはわかったんですが、この記事がきっかけで「裸になってみた」みたいな動画がたくさん公開されるとまずいので…



ほかにオススメな方法はありませんか?




るってぃさん:

もっと海外へ行きましょう。特に“汚いところ”



東南アジアや、ニューヨークがおすすめです。ニューヨークはキレイなイメージがあると思いますが、それは一部だけで実は整備されてないところも多い。



そういう雑多な国は許容範囲が広いので、思いきって日本ではできないようなことをしてみると、いろんな発見がありますよ。




 

ライター・中村:

たとえばどういうことでしょう?




るってぃさん:

先日行ったタイはとても暑かったので外出中ずっと、ほとんど裸みたいな格好で過ごしてました(笑)。



あと、僕はダンスをやってたんですが、ニューヨークではダンスの大御所・ベテランに対して「俺のほうがうまい!」とケンカを売ってました。



でも誰にも怒られなかったんですよね。そんな風に、日本ではNGなのに海外ではOKなことがたくさんあります。



そういう違いをたくさん体感すると、無意識にある枷(かせ)がとれて、「このルールは当たり前じゃないんだ」と気づける。いい意味で、どうでもよくなるんです。




海外では、フリーランスも副業も当たり前。「人生一度きり」という考えが浸透してる




ライター・中村:

以前、海外の働き方を学ぶためにシリコンバレーにも行かれたそうですね。日本との違いを特に感じたことはありますか。




るってぃさん:

向こうは好きなことをして生きるのが当たり前なんですよ。



だから「日本はおかしくない?」という反応をされたのはけっこう衝撃でした。彼らがしている生き方を、「YOLO(ヨーロー)」と呼ぶんですけど、知ってますか?




ライター・中村:

ヨーロー?




るってぃさん:

YOLOは「You Only Live Once」の略語です。直訳すると「人生一度きり」。一度しかない人生を、自由気ままに楽しんで生きよう、という考え方です。



家も車も所有するのではなくて、AirbnbやUber(配車サービス)を使ってシェアすればいい。



仕事も好きなことをすればいいじゃないか、という感じです。




ライター・中村:

日本とはだいぶ違いますね。



「好きなことを仕事にする」ということは、フリーランスの人が多いんでしょうか。




るってぃさん:

半々ですかね。というか、会社員でもフリーランスのような働き方をしてます。会社員/フリーランス、という区別がほとんどありません。



現地での取材で会社員に副業について聞いたときも、当たり前のことすぎて「副業OKなの?」という質問の意味が理解できなかったみたいです(笑)。




日本人は、雇用される以外の方法でお金を稼ぐのが圧倒的に下手




るってぃさん:

もうひとつ海外との差でいうと、日本人は雇用される以外の方法でお金を稼ぐのが、圧倒的に下手




 

ライター・中村:

どういうことですか?




るってぃさん:

ニューヨークなんかだと、子どもでもビジネスをやっているんですよ。



チョコレートのバラ売りだとか、自分で考えてお金を稼ぐ経験を幼い頃からしています。



雇用されている会社から給料をもらうのとは得られるモノが段違いなので、そこは日本人のもったいないところだなと思います。




ライター・中村:

なぜアメリカの子どもは、そういうことをしているんでしょうか。




るってぃさん:

アメリカは医療保険制度が発達していないので、いきなり数千万の借金を抱えることも珍しくないんです。だから自然と、お金に向き合う気持ちが芽生えるんでしょうね。




ライター・中村:

なるほど。それは日本人にはない危機感ですね。




るってぃさん:

まぁ、平和ボケですよね。



「会社を辞めたいけど、稼げるか不安で辞められない」という声をよく聞きますが、それは自分でお金を稼いでこなかったから。ある意味では自業自得なんです。




ライター・中村:

私はいまフリーランスのライターですが、フリーになる前は稼げるか不安でした…




るってぃさん:

雇用されることでしかお金を稼げないと、選択肢がものすごく狭くなってしまう。だから少しずつでいいので、R25世代のみなさんもなるべく早くから自分で稼ぐ経験を積んでいってほしいです。



いまや10代の子のほうが、お金を稼ぐ力がありますよ




 

ライター・中村:

えっ、そうなんですか?




るってぃさん:

いまの若い子たちは、メルカリでの売買やクラウドファンディングも使いこなしてお金を集めてるんですよ。



自分は26歳なんですが、僕ら世代のほうが遅れているな、と感じます。




ライター・中村:

そんなことになっていたとは…




るってぃさん:

上の世代は会社に勤めていれば安泰で、僕らの世代はその考え方を引き継ぎ「会社員が正義で起業はリスク」という認識が強い。



でもいまの10代は、会社員っていう選択肢が絶対ではないし、起業もリスクとは思ってなくて自分で稼ぐ力をつけています。




ライター・中村:

ちょうど谷みたいになってしまっているんですね。




るってぃさん:

そう、まさに今の25歳あたりは谷世代。



根強い価値観に縛られて、後ろから一気に追いかけられています。いまの10代は本当にすごいですよ。




 

ライター・中村:

若い子たちより遅れている現状があるから、多様な働き方を広める活動をされているんですか?




るってぃさん:

そう言うとカッコイイかもしれませんが、「一緒に遊べる仲間がほしい」というのが正直なところです。自分は世界中を飛び回ってますが、やっぱりひとりだとつまらないんです。



「明日ハワイに行こうぜ」って呼びかけたら、一緒に行けるような人が、たくさんほしいんですよ。




ライター・中村:

「すべては自分のため」という考え方が根底にはあると。




るってぃさん:

そうです。好きなことで生きていける自由な人がどんどん増えていけば、結果として自分もどんどん楽しくなる。



だからみんな、一緒に“無職”になりましょう!




最終回である次回は、るってぃさんのお金の価値観について聞きたいと思います! 乞うご期待。




るってぃ/プロ無職(@rutty07z)さん | Twitter

https://twitter.com/rutty07z




プロ無職TV|YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCc5hemihRmPP80Cnyd68B1w




〈取材・文=中村英里(@2erire7)/取材・撮影・編集=葛上洋平(@s1greg0k0t1)〉



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