2030年には最大8億人がロボットに職業を奪われ、日本では労働人口の半数が新しい職を探すことに


2030年には最大8億人がロボットに職業を奪われ、日本では労働人口の半数が新しい職を探すことに








by Dominik Scythe



コンサルティング会社のマッキンゼーが世界46カ国の800の職業について調査したところ、2030年までに最大8億人の労働者がロボットによる自動化の影響を受け、職を失う可能性があると分かりました。



What the future of work will mean for jobs, skills, and wages | McKinsey & Company



https://www.mckinsey.com/global-themes/future-of-organizations-and-work/what-the-future-of-work-will-mean-for-jobs-skills-and-wages



Robots Are Coming for Jobs of as Many as 800 Million Worldwide - Bloomberg



https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-11-29/robots-are-coming-for-jobs-of-as-many-as-800-million-worldwide



Robot automation will 'take 800 million jobs by 2030' - report - BBC News



http://www.bbc.com/news/world-us-canada-42170100



調査報告によると、ロボットによる自動化がどのように影響するのかは国によって異なります。ドイツやアメリカのような裕福な国では3分の1の労働者が、日本では労働者の半分がロボットによる自動化の影響を受けると見られており、新しい職のために再教育を受ける必要が出てくるとのこと。職を変える必要性に迫られる可能性が高いのは、特に機械の操縦者や飲食業に携わる人で、住宅ローンのブローカーやパラリーガル、会計士、バックオフィスの職員なども影響を受けやすいと見られています。







ロボットによる自動化の影響を受けにくい職業は、医師、弁護士、バーテンダー、庭師、配管工、介護職といった専門性が要される職業が中心です。先進国では教育をあまり必要としない職業の必要性が減り、これまで以上に大学教育が求められるところになると調査では示されています。



ただし、ロボットによる自動化がどの程度進展するかによって影響を受ける労働人口は変わってきます。中程度の進展だった場合、日本では1000万〜1100万人が、急速な進展があった場合2700万人が職業の変更に迫られるようです。







一方で、機械によって自動化する経済的余裕のない国々では、ロボットの影響は小さくなるものと見られています。例えば、インドではロボットに取ってかわる職業は9%ほどになる見込み。



上記の変化は、1900年代初頭にアメリカで起こった農業から工業系事業経済への移行に匹敵するほどの大きなスケールになるとのこと。ロボットの進化が急速でなければ職を奪われるのは世界で4億人程度になるとのことですが、いずれにしても30代、40代、50代の人々が新しい職業スキルを身につけるかが大きな問題になってきます。自動化が行われたとしても中流家庭の人々の給与は今と変わりませんが、経済を成長させ社会を安定させるためには生活のボトムラインを保証する何らかのプログラムが必要になると研究者らは示しました。



なお、自動化が行われた際、インドのような労働人口が増加傾向にある国はGDPが増加する一方で、日本のように労働人口が減少傾向にある国はGDPの増加はあまり望めないとのことです。

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